呼吸法カパラバティってなに?
ヨガクラスの序盤で急に始まるッフ、ッフ、ッフ、ッフという早い呼吸法、あれがカパラバティです。初めてクラスでこの呼吸法が始まったときは「え?急に何?!みんなどうした?!」ってなってびっくりしました笑 そもそもカパラバティはアーユルヴェーダのクリヤという6個のデトックス方法の1つです。ヨガクラスでカパラバティをするのはウォームアップとして、カパラバティで身体を温める、集中力を高める、ウジャイブレスを長く深い呼吸にする効果があります!他にもカパラバティをするメリットが素晴らしすぎたのでシェアします。
サンスクリット語 | Kapal Bhati(カパラバティ) |
英語 | Skull Shining(頭蓋骨が輝く) |
カパラバティをすることで体の中に熱を作り出す為日本では「火の呼吸」と呼ばれることもあります。
カパラバティの効果
カパラバティをすると体内の酸素濃度が上がる、血流が良くなる、デトックスになるので身体へもメンタルへも嬉しい効果がたくさん!さらにお腹周りの筋肉を使うことで得られる効果もあって、良い所だらけでうさん臭くなると困るので、なるべく効果がでる理由と一緒に説明します(^^)/
身体への効果
- 腹圧を使って強制的に息を吐くので、お腹まわりの内臓が刺激されるかつ、周辺の血流が良くなることで、内臓の動きが活発になり便秘解消につながる
- 血流が良くなって、体が温まる、顔色が良くなる、代謝と免疫力もあがる
- 腹筋に力を入れるので、継続することでお腹周りがスッキリする
- 連続で高速で強く息を吐くので、肺の中の空気を総入れ替えできる肺のデトックスと肺活量があがる
メンタルへの効果
ヨガ中の呼吸法ウジャイブレスが深く長くなる
カパラバティは早いテンポで力強く息を吐くことで、血中の二酸化炭素量を下げて、酸素濃度を上げます。なので、カパラバティの後にウジャイブレスをすると長く深い呼吸が出来るようになります。ちなみに呼吸が深くて長い方が一般的に生物は長生きします。(呼吸が短くて浅いハムスターは寿命が短いですね、、)
カパラバティのやり方・コツと注意点
- 背筋を伸ばして座る
- おへそ辺りを意識しながら、内蔵を内側に引き寄せるようにお腹に力を入れて、力強く鼻から息をフッ、フッ、フッ、フッ、フッ、フッ、とリズミカルに吐く
- 吸う息は意識せず、力強く吐く息の反動で吸う
- 1セット30回から50回の呼吸を2、3セット(※Max5分間ぐらい)
- 息を吐くタイミングで腹筋が凹むので、お腹の動きを意識できるよう、手の平をお腹にあて、お腹の動きを感じてみるのもあり
カパラバティをやっちゃいけない人
- 腹筋に力を入れて腹部を圧迫するので、生理中の人、妊娠中や妊娠直後の人・お腹周りの手術をしたばかりの人
- 高血圧のの人、心臓系の持病がある人、喘息の人はやヨガの先生やお医者さんに相談しながらやって下さい。
- アーユルヴェーダのドーシャがピッタの人はやりすぎ注意です。体に熱を作り出すカパラバティは、エレメントが火のピッタの人がやりすぎると、ピッタの要素が強くなりすぎてしまします。バランスが重要です!逆にカファ過ぎて太ってたり、無気力気味な人はカパラバティをするとカファ感が軽減されるのでオススメです。
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